デジタルメディア概論

第4回 — AI×画像生成

2026.05.20

今日のゴール

3回目で学んだ 4つの観点 をベースに、AI×画像の頻出パターンを体験しながらよりAIを使いこなせるように

  • プロンプトエンジニアリングの4つの観点を画像生成にも適用してみる
  • より物事を構造的にとらえるための手法を学ぶ
前提

前回のおさらい - 4つの観点 をもう一度確認します

  • 観点1 - 具体・詳細を伝える → 何をどんな形で出してほしいかはっきり伝える
  • 観点2 - 役割を与える → AIに「誰として作ってほしいか」を伝える
  • 観点3 - 参考を渡す → 近づけたい質感や、入れてほしい材料を一緒に渡す
  • 観点4 - 悪い例を渡す → 「これは避けてほしい」を先に伝える

今日の流れ

  1. AI画伯ゲームでヒントの出し方を試行錯誤する
  2. ふわふわのおっさんで LINEスタンプ風 画像の横展開
  3. 自分のオリジナルキャラクターを作る
注意

ChatGPT登録の意味 - AI入力データのAI学習について

AIに入力したデータの扱いは、AIツールや利用形態、設定によって異なります。

AI Studio (無料) 通常の無料利用では、入力データや生成結果が Google の改善に使われます。授業では個人情報や未公開資料を入れないようにしてください。

ChatGPT (無料) 通常の個人利用では、会話をモデル改善に使う設定をオフにできます。

  • 友達・家族・知らない人の写真を、無作為にデータとして入れない でください
  • クライアントの未公開資料・社外秘の文章も、同様です
準備 1

ChatGPT の登録

https://chatgpt.com

  1. Google アカウント (学校アカウント) で登録をしましょう!
  2. たぶん大丈夫だと思いますが日本語化ができてない場合は日本語化の設定をしましょう
  3. 設定の Data Controls から「すべての人のためにモデルを改善する」を OFF にしてください

はじめに

この授業のスタンス

AIとの付き合い方は、自分で手を動かして見つけるのが大事

  • 自分で試す、自分で外す、自分で気づく
  • うまくいったこと・微妙だったことを、その都度記録に残す
  • その積み重ねが、自分なりの「AIとの付き合い方」になる
この授業のスタンス

人とのコミュニケーションと同じで、正解が1つではないのも事実

  • 同じ言い方でも、相手によって伝わり方が違う - AIも一緒
  • ケースバイケース、誰かの正解をそのまま使うのは効かない
  • 自分なりの正解を、この授業の中で作っていきましょう

1. ヒントの出し方を試行錯誤する

紹介

AI画伯とは?

  1. アプリがお題を提示
  2. お題に沿った絵をAIに書いてもらうようヒントを考える。ただし直接的にお題をいうのは禁止。
  3. 文字数制限に気をつけて、ヒントを3つ入力する
  4. 全部入力したらAIが絵を書く

AI画伯のページはここから

ルール

改めて...ルールの注意点

  • ヒントは3つまで
  • お題の言葉を直接入力しない
    (お題が「東京タワー」なら「東京タワー」「東京」「タワー」全てNG)
  • ヒントには文字数制限あり

ヒントの作り方のコツ

お題を理解させるためのヒント

物の特徴・形・大きさを伝えます。たとえば「赤くて丸くて、夏に食べる果物」など。

絵をうまく描かせるためのヒント

より伝わるために必要な要素を伝えます。たとえばラーメンなら「湯気が出ている」など。

記録

うまくいったヒント・微妙だったヒントをNotionに残そう

  • お題と、自分が送った3つのヒント
  • AIが描いてきた絵(スクショ)
  • どこがうまくいって、どこが微妙だったか
  • 次に同じお題が出たら、どう書き直すか
共有

周りと見比べて、ヒントの出し方を交換しよう

  • 同じお題でも、人によって違うヒントが出てくる
  • 自分には出てこなかった切り口を1つ持ち帰る
  • うまくいった人のヒントを、自分の言葉でなぜ効いたか説明してみる

2. 画像の横展開

ミッション

同じキャラのまま、表情と動作だけ違う 8枚 を作ります

素材として、講師の ふわふわのおっさん.png を配布します。この画像の横展開素材を作って、LINEスタンプ向けの画像を増やしてみましょう!

画像生成アプリはこちらから

  • 同じシリーズのイラストであることがわかるように
  • 文字は変更してもOK
  • うまくいったプロンプトはメモしておく
1発目

まずは、雑な指示で1枚だけ作ってみましょう

AI Studio に fuwafuwa.png をアップして、こんな雑なお願いを投げてみます。

// 雑な指示の例
添付した画像のキャラをベースに、ありがとうの気持ちを伝えるためのありがとうのおっさんの画像を作ってください

出てきた絵を Notion に貼って、元のキャラに似ているかを見てみてください。

仕組み

画像の横展開は、ベース画像 + 差分指示 で組み立てる

  • ゼロから描かせると、毎回違うキャラになってしまう
  • 元の画像を毎回一緒に渡して、「ここをこう変えて」と差分だけ指示する
  • これがキャラの一貫性を保つ鍵 - キャラの「土台」をAIに毎回渡し直す

まずは、こういう差分指示なら通ります - 4つの型をやってみよう

  • ポーズを変える - 「両手を上げさせて」「しゃがませて」
  • 体型を変える - 「太らせて」
  • 持ち物を足す - 「片手にマイクを持たせて」
  • 要素を取り除く - 「尻尾をなくして」

まずこの4枚で感覚を掴んでから、残り4枚を自分で考えて作ります。

画像での使い方

4つの観点を、画像生成で使うとこうなります

  • 観点1 (具体・詳細) - 構図 / 表情 / 背景 / タッチを、細かく書く
  • 観点2 (役割) - 「LINEスタンプ向けの画像を作る絵師として」のように設定する
  • 観点3 (参考) - 元の ふわふわのおっさん.png必ず一緒に渡す
  • 観点4 (悪い例) - 別人物にならないようになど、避けたいことを伝える
ワーク

8枚の画像を作ってみましょう!スタート!

確認

8枚作ったら見直してみよう

  • うまくいったもの、そうでないものを比較
  • 周りと共有
  • 全てNotionに記録
トライ

遊びながらコツを学んでみましょう!

3. 自分のキャラクターを作ろう

ミッション

自分のキャラクターを、1つ完成 させます

  • ビックリマン風・ポケモン風など、なんらかのキャラ設定をしましょう
  • 好きな作品を参考にしてOKですが、既存キャラの丸写しではなく自分なりの要素を足しましょう
  • 自分の写真を基本、用いましょう!どうしても嫌ならコスゲの写真を...笑
  • 文字も必ず入れるようにしてください

使うのは、最初に登録した ChatGPT です。

最初に

まず、雑な指示で1枚出してみましょう

// 1発目 - まずは雑に
添付した写真をベースにファンタジーっぽい剣士のキャラを描いて

出てきた絵を見て、「何が違う」「何が足りない」を、自分の中で言葉にしてみてください。

次に

指示の4つの観点を入れてみましょう

// 4観点フルのプロンプト
ファンタジー世界の女性剣士のキャラデザインを描いてください。
あなたは商業漫画のキャラデザイナーです。
銀髪ショート、青い目、軽装の革鎧、左手に長剣。
背景は森、立ち絵、上半身アップ、アニメ調のタッチ。

以下は避けてください
・写実的な絵
・男性キャラ
・武器を持っていない
・背景が現代的
ブラッシュアップ

2発目をベースに、差分指示で要素を 1つずつ 直していこう

  • 「服装をこう変えて」「背景を森に」「小物を1つ足して」と、変えるのは1回1つ
  • 1回出したら、何が変わったか・何が崩れたかをNotionに記録
  • おっさんパートで掴んだ「解釈の余地を残さない」「コアから離れない変形は通る」を、自分のキャラでも試す

雑打ちせず、一回一回どこをどう変えるかを設計してから投げる。

仕上げ

完成した画像で、SNSプロフィール一式 を作ろう

  • アイコン - 気に入った1枚(正方形トリミングでも可)
  • ハンドルネーム - そのキャラの名前
  • プロフィール文 - 150字程度。年齢・職業・好きなもの・口癖など
  • 最初の投稿 - そのキャラの自己紹介ツイート(140字以内)

画像はAI、テキストは 自分の言葉で 書く - そのキャラに「なりきって」書いてみよう。

共有

クラス共有Notionに並べて、お互いのSNSプロフィールを覗こう

  • クラス共有ページに、自分のアイコン+ハンドルネーム+プロフィール文+最初の投稿を貼る
  • 他人のプロフィールを見て、フォローしたいと思う1人を選んでみる
  • 「なぜそのキャラに惹かれたか」を自分の言葉で1行

おつかれさまでした